派遣社員だけど「除湿機を買うために親にお金を借りました」

田舎で生まれ育った私は、都会での一人暮らしにずっと憧れていました。

学校を卒業して働き出してからも実家に住んでいたので、一人暮らしを始めるためのお金を一生懸命貯めて、目標金額を達成したので都会で一人暮らしを始めることにしました。

実際に一人暮らしを始めてみると…家賃、生活費、食費…思っていた以上に生活は苦しく、お金がかかります。貯金は余裕を持って一人暮らしを始めたはずでしたが、一人暮らしを始めてすぐお金がない貧乏な日々が始まりました。

そして住み始めたアパートは湿気がすごく、洗濯をすると乾くまで2、3日かかることに気が付きました。

実家では母が洗濯をしていくれて乾かし方も完璧で、洗濯物がこんなにも乾かないとは恥ずかしいことに知らなくて困ってしまいました…

除湿機を買わないと洗濯はできません…でも除湿機は高く、お金に余裕はなく…困った私は母に除湿機代を借りることにしました。

田舎が嫌で自分で決めて一人暮らしを始めたのに、家族と離れて暮らすと母が恋しい気持ちまで出てきて、涙が出てきました…母が洗濯してる姿を思い出してしまったのです。

母親に泣きながら事情を話すと除湿機代を貸してくれました。

無事に除湿機が買えて、洗濯物はすぐ乾くようになりました。一人暮らしを始めて洗濯で母の偉大さに気づきました。そして、お金を貸してくれた母に感謝です。